「道の駅 大歩危」徳島の山奥にある秘境!大歩危峡の絶景と妖怪伝説が融合した道の駅【三好】

今回やって来たのは、徳島県三好市にある道の駅 大歩危(みちのえき おおぼけ)です。

現地は深い渓谷で両岸の岸壁は切り立っています。

その昔、大股で歩くのがキケンなことから「大歩危」と名付けられた場所で、現在は車が通る道がつくられ、道の駅もできました。

今回はそんな「道の駅 大歩危」についてご紹介します。

道の駅 大歩危とは?

「道の駅 大歩危」は徳島県三好市の山の中で、池田町から高知に向かう国道32号線沿いにあります。

周囲が自然に囲まれたこちらの山城町は昔から妖怪伝説が多く残されており、約70種類もの妖怪が生息しているとされています。

特に「こなきじじい」や「青木藤太郎(タヌキ)」などの妖怪が有名で、平成20年(2008年)に世界妖怪協会より「怪遺産」に登録されています。

なお、世界妖怪協会は日本の妖怪に興味を持つ人たちが集まる会で、初代会長は水木しげる氏です。

そんな道の駅では平成22年(2010年)に妖怪屋敷をオープン。

さらに館内には石の博物館や食事スペース、豊富な物産品の販売所、駐車場には絶景を楽しめる展望台など、見どころがいっぱいのスポットとなっています。

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館内にある妖怪屋敷とは?

妖怪屋敷は山城に伝わる妖怪伝説を後世に遺すために作られた施設で、多くの妖怪や資料が展示されています。

館内はお化け屋敷のように人を驚かすような演出はほとんどなく、展示されているそれぞれの妖怪にエピソードが添えられています。

例えば、大天狗は天気を操ることができるとされ、高入道(たかにゅうどう)は60年前にある男が憑りつかれて子供たちを驚かせたという伝説があります。

そんなこの地域の妖怪伝説は、地形や自然環境が厳しく、子どもたちを危険から守るために生まれたとされています。

「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な「こなきじじい」の大きな像や妖怪紙芝居なども見ることができ、年齢を問わず楽しめる内容になっています。

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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。

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石の博物館も併設

施設内には石の博物館もあり、天然記念物や火星からきた隕石、美しい結晶などが展示されています。

さらに原石や加工されたきらびやかな宝石、石琴などもあり、子供たちにも人気です。

お土産グッズや飲食コーナーも

お土産コーナーでは地元の特産品のほか、妖怪グッズや天然石、三好市の特産品などが購入できます。

道の駅内にあるレストランでは眼下に広がる大歩危峡の美しい景色を眺めながら、ジビエを使用したバーガーやソフトクリームをいただくことができます。

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吉野川の絶景がひろがる場所

「道の駅 大歩危」は大歩危峡のすぐそばに位置しており、バルコニーからはすばらしい渓谷と吉野川を眺めることができます。

大歩危峡はその美しい岩石やエメラルドグリーンの吉野川の流れが特徴的で、国の天然記念物にも指定されています。

近くには「大歩危観光遊覧船」もあり、船上からダイナミックな渓谷を眺めることもできます。

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近くには児啼爺の石像も

児啼爺(こなきじじい)は徳島の山奥にある三好市山城町に伝わる有名な妖怪です。

この妖怪は民俗学者の柳田国男氏が編集した「妖怪談義」や、水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場しています。

こちらは児啼爺の故郷とされている地域で、平成13年(2001年)には伝承発祥地とされる藤川谷に地元の有志によって石像が建立されました。

場所は国道32号線沿いの赤い鉄橋の手前の 交差点を左折して約2km走った先にあります。

この「こなきじじい」はゲゲゲの鬼太郎に出てくるキャラクターと全く同じで、石像の横には作家・京極夏彦氏の直筆による説明文が彫られています。

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まとめ

いかがでしたか?今回は徳島県にある「道の駅 大歩危」についてご紹介しました。

現地は徳島の山奥にあり、漫画家の水木しげる氏によって全国的に知られるようになった多くの妖怪伝説が地元には残っています。

そんな道の駅では地域の妖怪伝説を集めた施設としてできたのが「妖怪屋敷」です。

近くにはエメラルドグリーンの吉野川が流れ、美しい大歩危峡の風景とともに館内では岩石や地層について学べる「石の博物館」もあります。徳島に来られた際はぜひどうぞ。

名称: 道の駅 大歩危 みちのえき おおぼけ
住所: 徳島県三好市山城町上名1553-1
電話: 0883-84-1489
時間: 9:00-17:00
駐車場: 無料駐車場あり
道の駅 大歩危のページ

名称: 児啼爺の石像 こなきじじいのせきぞう
住所: 徳島県三好市山城町上名
駐車場: なし

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