「小松島ステーションパーク」徳島県民ならみんな知っている!?金長タヌキがいる公園【小松島】
今回やってきたのは、徳島県小松島市にある「小松島ステーションパーク」です。
パーク内でシンボルとなっているのは、世界一の大きさを誇るたぬきの銅像。
小松島ステーションパークは、西側のSL記念広場と東側のたぬき広場に分かれています。
四国の玄関だった小松島港
小松島町にある「小松島ステーションパーク」はかつて小松島港や、小松島駅があった跡地に作られた公園です。
旧国鉄時代はフェリー乗り場があった小松島駅と、四国をはしる鉄道の最寄駅だった中田駅までをつなぐ、日本一短い路線として知られていました。
しかし、大鳴門橋ができたことで昭和60年(1985年)に全線廃止に。
公園のまわりは現在、住宅と官庁舎しかありませんが、かつて小松島港が和歌山港のあいだでフェリーが頻繁に運行され、多くの人々でにぎわっていた時代を残す数少ないスポットとなっています。
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記念広場にあるホンモノの蒸気機関車
かつて小松島駅があった跡地にできた記念広場には、ホンモノのSLが展示されています。
SL記念広場には蒸気機関車のSLとともに、小松島線が開通した当時の駅のホームや駅舎も再現され、昔の駅の雰囲気を感じることができます。
ホームにはC12形蒸気機関車とオハフ50形が展示されています。
ちなみにどちらも車内に入ることはできません。
SL記念広場は舗装された運動場となっていて、SLの形をしたかわいい水飲み場もあり、家族連れで楽しめる公園になっています。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
世界一大きなたぬきの像
地元に伝わる阿波の狸合戦に由来する金長たぬきの像で、どこかしらホッとする姿と、体長5mもの大きさに圧倒されるほどの迫力があるモニュメントです。
たぬきの前で手をたたくと、その音に反応して後ろの崖の上からザーっと水が滝のように落ちてくるユニークな仕掛けも。
かなり大がかりな仕組みで子供ははよろこんで手をたたいていますが、かなり大きな音を出さないとセンサーが反応しないこともあります。
地元に伝わる民話に触れ、歴史を学ぶことができるユニークなスポットです。
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「金長たぬき」とは?
阿波国(徳島県)で起きたタヌキの大戦争で、金長狸合戦とも言われています。
徳島のたぬきの話は沢山ありますが、その中でも有名な「阿波の狸合戦」
映画化されたり、徳島の銘菓に登場するなど、地元の人々に親しまれています。
あのジブリの映画「平成狸合戦ぽんぽこ」にも、阿波の金長たぬきの6代目が登場しています。
ちなみに、こちらのたぬき広場にも狸合戦のキャラクターの像が点在しています。
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「阿波の狸合戦」とは?
ある日いじめられていたタヌキの金長を助けたところ、恩返しを受けて染物屋のお店は大繁盛します。
修行でも抜群の成績をおさめ、たぬきの総大将が嫉妬するほどの実力の持ち主となった金長たぬき。
やがて他の大将との争いがはじまり、金長たぬきは勝利を治めることができましたが、自分自身も傷を負い、まもなくして命を落としました。
金長タヌキを失った染物屋の主人は「金長大明神」という祠(ほこら)を建て、霊を慰めました。
そんな主人に助けてもらったたぬきが、お礼に恩返しをする「金長たぬき」の民話が徳島にはあり、小松島にとってゆかり深いたぬきとなっています。
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まとめ
いかがでしたか?今回は徳島県小松島市にある小松島ステーションパークについてご紹介しました。
現在は徳島の民話に出てくる「金長狸」をモチーフにした巨大な像があり、そのまわりにもかわいいタヌキが多く展示されています。
他にも生涯学習センターの庭にあるのは、真理や理想を追求するイデアの泉。
公園の近くには「金長だぬき郵便局」というユニークなネーミングの郵便局もありますよ。
徳島に来られたら、徳島のお土産として金長饅頭も有名ですが、地元の民話をもとにつくられた世界一のたぬきの銅像もぜひどうぞ。
名称: 小松島ステーションパーク こまつしますてーしょんぱーく
住所: 徳島県小松島市小松島町網渕1-13
電話: 0885-32-2118(小松島市都市整備課)
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
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