今回やって来たのは山口県下関市にある割烹旅館、春帆楼(しゅんぱんろう)です。
春帆楼と言えばフグ料理が有名な旅館です。
さらに春帆楼は下関条約の舞台など、日本の歴史を知る場所としても知られています。
今回はそんな歴史ある春帆楼についてご紹介します。
春帆楼とは?
今から140年以上前の明治14年(1881年)ごろに創業し、旅館兼料亭として営業。
初代内閣総理大臣・伊藤博文によってフグを食べることが解禁となり、フグ料理公許第一号店となったのが、こちらの春帆楼なのです。
現在では地元ではフグを「フク」と呼び、福を呼ぶ縁起の良い食べ物となっています。
春帆楼はそのふぐ料理で名高いお店として知られ、特にてっちりや唐揚げなど名物のフグ料理を楽しめるスポットとなっています。
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敷地内にある「日清講和記念館」
「春帆楼」は明治28年(1895年)、伊藤博文首相が清国との間で日清戦争の講和条約(下関条約)が締結された会場としても知られています。
下関での講和条約は、日本と中国における歴史的なできごとであり、講和会議が行われた後、その重要性を伝えるための施設として昭和12年に「日清講和記念館」が開館されました。
記念館はレトロでがっちりとした造りで国の、登録有形文化財に指定されるほど、歴史のある建物です。
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内部では交渉のテーブルを再現
内部では講和会議について、数々の歴史的資料や日清両国の関係者が残した書類や文書が展示されており、当時の雰囲気を感じることができます。
中で特に目を引くのが、会議の様子を再現した展示スペースです。
こちらでは講和会議の際に使用されたテーブルや、実際に伊藤博文や李鴻章が座った席などがそのまま残っており、当時の雰囲気を再現しています。
敷地内では伊藤博文や陸奥宗光など、歴史的に重要な人物の遺物や胸像も見ることができます。
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まとめ
いかがでしたか?今回は下関にある春帆楼についてご紹介しました。
教科書にも載っている「下関条約」について、実際に行われた建物や調度品がそのまま残り、その雰囲気を味わうことができるレアなスポット。
日清講和条約が締結された場所であり、下関条約などの歴史について学ぶことができます。
春帆楼は宿泊や飲食もでき、となりには赤間神宮や水天門があり、下関の複数の観光スポットを訪れるのにも便利です。
山口に来られた際には、春帆楼やその隣にある日清講和記念館を訪れ、日本の歴史を今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
名称: 春帆楼 しゅんぱんろう
住所: 山口県下関市阿弥陀寺町4-2
電話: 0832-23-7181
駐車場: 無料駐車場あり
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