長州藩の藩主が住んだ邸宅と庭園
長州藩最後の藩主、毛利元徳(もとのり)の長男、毛利元昭(もとあきら)が当主だった明治から大正時代にかけて作られた庭園です。
庭園のまわりは住宅街で、とっても静かな雰囲気。
駐車場からしばらく歩くと、広大な敷地の正門から石燈篭が立ち並び、その先に毛利邸や庭園が出てきます。
毛利氏庭園は広さが8万平方メートルもあり、松や桜、紅葉など色鮮やかな植物や花、川などを歩きながら鑑賞できる回遊式の庭園です。
敷地内はとても広く、毛利家の本邸からは南側に広がる美しい日本庭園の風景が見られます。
国指定名勝にもなっていて、池のまわりを歩いてまわることができますがそこは公爵毛利家のお庭だけあって本当に広いです、、、
庭園内の立つ場所によって、日本ならではのさまざまな風景を楽しむことができます。
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8万平方メートルもある「毛利氏庭園」
毛利氏庭園は1996年に国指定名勝に選ばれました。
名勝とは日本の文化財の一つで、芸術や観賞として価値が高いものです。
とても広く美しい庭園で、さすがは元大名の公爵家だけあって、池や樹木のレイアウトなど、広大で優雅なスケールの庭園となっています。
その広さは8万平方メートルもあり、春はサクラ、秋には紅葉狩りが楽しめます。
表門から見えるカエデとツツジ
総ケヤキ造りの表門をくぐると、カエデの木と数百本のツツジが出迎えてくれます。
なお、毛利庭園の紅葉のきれいさは西日本屈指といわれており、11月には多くの観光客が訪れます。
日本庭園と赤く染まった紅葉はとても相性が良く、奥に流れる椥川(なぎがわ)と、橋の上からの紅葉もとてもきれいです。
普段はとても広い庭園でしっかり手入れされていて気持ちよく、ゆっくり写真を撮ったり、お庭を鑑賞できます。
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ひろい庭園内
庭園内では春の梅や桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉など、さまざまな植物を楽しめます。
本宅の見学コースでは館内に博物館かあり、国宝となっている四季山水園の絵画や、毛利氏の歴史がわかりやすく展示されています。
奥方の居間は梅の木が良く見える、やさしい雰囲気のスポットです。
主人の居間の前にはとても大きな松があり、外から居間を見えづらくしています。
子供部屋の前の広庭では、毛利一家がテニスを楽しんだと言われています。
庭を流れる川の水は、屋敷の背後にある多々良山から流れてきています。
広場を囲むサクラは、お花見の時期はとても人気のスポットです。
元々は園遊会や乗馬の訓練が行われていました。
広場のかどには、昭和天皇と皇后がお手播きした松も生えています。
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ひょうたん池
中雀門(ちゅうじゃくもん)から中庭に入ると、大きなひょうたん池が出てきます。
池のまわりを囲むように庭が広がる回遊式の庭園となっています。
さすがは公爵毛利家のお庭だけあり、84,000㎡におよぶ面積の庭園は本当に広いです。
滝も見ることができる池は、元々は農業用のため池だったもので、池の中では鯉が泳いでいます。
池の南側から本館方面を眺める景色は素晴らしく、池の遊歩道からもきれいなサクラを見ることができます。
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まとめ
長州藩の藩主が住んでいた毛利氏庭園、いかがでしたか?
大正天皇をはじめ、歴代の天皇や皇后も訪れたことのある庭園です。
手入れの行き届いた庭園でのんびりと歩くのがおすすめ。
庭園と言ってもとっても広いので庭の散策というと散歩に近いかも、、、
日本の美をしみじみと感じることができますよ。
綺麗に手入れされているお庭を気持ちよく散策できます。
【山口までひとっ飛び】
駐車場からはウォーキングと言ってよいほど長距離を歩くため、特に真夏の暑いときには注意が必要です。
日陰もあまりないため、春や秋など涼しい季節がおすすめです。
防府観光コンベンション協会は、毛利氏庭園を好きになった人を「庭ガール」「庭男子」と呼んでいます。
みなさんも広い敷地を散歩しながら、「庭ガール」「庭男子」を目指してみてください。
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名称: 毛利氏庭園 もうりしていえん
住所: 山口県防府市多々良1丁目15-1
電話: 0835-22-0001
時間: 9:00-17:00
駐車場: 無料駐車場あり
毛利博物館のページ
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