今回、やって来たのは山口県下関市にある赤間神宮(あかまじんぐう)です。
赤間神宮とは?
赤間神宮は名前のとおり、鮮やかな赤色をした竜宮城のような外観が特徴の神社です。
創建は貞観元年(859年)で、元々は「阿弥陀寺」として知られていました。
源平合戦の舞台となった「壇ノ浦」に近い場所にあり、平安時代後期に海で亡くなった安徳天皇をご祭神として祀られる、平家ゆかりの神社です。
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神社のシンボル「水天門」
赤間神宮のシンボルである「水天門」は、朱色と白を基調とした美しい建物です。
この水天門は、安徳天皇を追悼して建てられました。
安徳天皇は今から800年以上前の平安時代末期、治承2年(1178年)に平清盛の娘と高倉天皇の間に生まれ、壇之浦の戦いで8歳で崩御された方です。
上の写真は赤間神宮の隣にある「安徳天皇阿弥陀寺御陵」です。
竜宮城をイメージしてつくられたこちらの水天門は、祖母の二位尼は、安徳天皇と共に入水する際に「海の中にも都はある」という歌を詠んだことに基づいています。
現在の建物は昭和32年(1957年)に建造されたもので、国の登録有形文化財となっています。
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境内には歴史的なスポットが点在
赤間神宮は、安徳天皇や平家一門という日本史における重要な人々に深く関連している神社です。
安産祈願、水難守護、漁業繁栄など、水や子どもに関連するご利益があり、年間を通じて多くの方々が参拝に訪れます。
境内には「外拝殿」や「内拝殿」などの建物のほか、日本史に関連するスポットも多くあります。
特に赤間神宮は小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の舞台としても知られており、芳一堂(ほういちどう)には物語の主人公、芳一の木像が安置されています。
神宮の裏手には、平家一門の墓である「七盛塚」や重要文化財が収められた「宝物殿」など、平家の歴史にかかわる場所が点在しています。
境内にある「太閤石」は、豊臣秀吉が大阪城の建設のために運ぼうとしましたが、関門海峡の潮の流れのために運べず、結局その場に残された石として知られています。
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まとめ
いかがでしたか?今回は下関にある赤間神宮についてご紹介しました。
鮮やかな朱色と竜宮城のような外観で、山口のパワースポットとしても知られている赤間神宮。
天気が良い日には、神社の境内から関門海峡の青い水面や遠くの風景を眺めることができ、その景色は心を癒します。
神社の近くには唐戸市場や関門海峡など多くの観光スポットや名所が点在しており、アクセスにも便利です。下関に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 赤間神宮 あかまじんぐう
住所: 山口県下関市阿弥陀寺町4-1
電話: 0832-31-4138
時間: 9:00-17:00
駐車場: 無料駐車場あり
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