「岩崎弥太郎」という人を知っていますか?
幕末に関する書籍やテレビで紹介されることも多く、特に近年ではNHKの大河ドラマ・龍馬伝で重要な登場人物だったこともあり、とても有名になりました。
今回はそんな岩崎弥太郎の魅力をご紹介します。
あの三菱グループの創始者
岩崎弥太郎は幕末から明治にかけて活躍し、日本有数の財閥だった三菱をつくった創業者です。
戦後、三菱財閥は解体されてしまいましたが、今でも三菱UFJ銀行や三菱電機、三菱重工など三菱グループは日本の経済界で大きな地位を占めています。
そんな大企業を創業したなら、きっと家は代々続く大きな商家に違いないと思う方も多いでしょう。
しかし、彼は貧しい家庭で育ち、努力を積んで立身出世をしました。
そんな立志の地である岩崎弥太郎の生家は、高知県安芸市に現存しています。
【安芸・室戸で宿泊するなら】
貧しいけれど立派な家
岩崎弥太郎は貧しい家の出身ですが、生家はとっても立派な屋敷です。
貧しい家なのになぜ立派な屋敷が??
その理由は、彼の先祖が自分の「武士の身分」を売り払って建てた家だからです。
江戸時代では武士の生活は苦しく、町人や農民の方が裕福ということも多くありました。
そのため、貧しい武士は彼らに武士の身分を売り渡すということが度々行われました。
武士の位は高く売れるため、立派な家を建てることができたそうです。
実際に弥太郎の生家には立派な蔵があり、土蔵の前には岩崎家の家紋がついています。
こちらの家紋はそのまま三菱グループのロゴになった、今ではとってもメジャーな三菱のマークです。
【高知・須崎・南国でドライブするなら】
現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
日本全国を視野にした石
岩崎弥太郎はとっても先見の明があり、幼少の頃から日本全国を視野に入れていました。
その証拠が岩崎弥太郎生家の庭にある石で、まさに日本列島の配置をしています。
これは岩崎弥太郎が子供のころ、自分で石を日本列島に見立てて置いたとされるもの。
江戸時代は国内に何百もある藩が主体で、日本全体で物事を考える人材が少なかったなか、さすが巨大財閥の創業者はスケールが違いますね。
【安芸・室戸で遊び・体験をするなら】
駐車場に立つ立派な銅像
手を大きく広げ、壮大な夢に向かって突き進むパワーを秘めたかっこいいポーズ。
力強く立ち、視線も力強く、大財閥の創業者というパワフルさがあふれています。
まとめ
高知の田舎にありながら常に志高く、夢に向かってチャレンジする原点となった場所です。
スリーダイヤで有名な三菱マークの発祥の地で、日本を代表する三菱グループの聖地とも呼べるスポット。
海運からスタートし、日本の近代化の基礎をつくった岩崎弥太郎を体感できる場所です。
高知に来られたらぜひどうぞ。
名称:岩崎弥太郎生家 いわさきやたろうせいか
住所:高知県安芸市井ノ口甲一の宮
時間:8:00-17:00
電話:0887-35-1011
岩崎弥太郎生家のページ
【高知までひとっ飛び】
【高知の飛行機+宿泊パック】
※当サイト内に掲載している情報は取材当時のものです。時間の経過により内容が変化して、実際と異なる場合がございますので予めご了承ください。
また、お気付きな点はプロフィールのアドレスまでどうぞ。誤記など指摘していただけると助かります。