こちらは「こんぴらさん」という名前でとっても有名な神社。
いわゆる「こんぴらまいり」という石段を登った先にあるご利益を目指して、多くの方々が訪れる一大観光スポットです。
今回は金刀比羅宮の魅力と、石段がキツイ場合にオススメの参拝コースについてご紹介します。
本宮まで続く785段の階段
こんぴらさんの参道は、ふもとから本宮までなんと785段!という途方もない段数の石段が続きます。
道もそこそこ険しいルートで、ずーっと続く石段をのぼるキツさもこんぴら参りの名物のひとつ。
身体を動かして本宮まで目指すことが昔から一種のリクレーションになっていることが、金刀比羅まいりをする魅力の1つです。
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石段の途中には見どころがいっぱい
長い石段の途中には、備前焼の狛犬や灯明堂、大灯篭など見所がありますが、中でも431段目にあるのはこんぴら狗(いぬ)。
むかし飼い主の変わりに参拝をしにきた犬を「こんぴら狗」と言っていたからです。
これだけの段数は人間にもキツイため、身軽で体力のあるイヌに身代わりとして参拝を頼んだとされるユニークな像です。
※上の写真は石段を登りきったところにある「こんぴら狗みくじ」です。それぞれの狗の背中におみくじが入っています。
目がクリッとしているかわいいお馬さんを見ると、石段の険しさも気にならなくなるかも!?
※撮影時、月琴号はお昼寝中でしたが、替わりに木や銅でできたリアルな馬の像が奉納されていました。
桜馬場西詰銅鳥居(さくらのばばにしづめどうとりい)と呼ばれるこの鳥居には「しあわせさん、こんぴらさん」のメッセージがあり、まだまだ続くのぼり坂へのはげみになります。
さらに、そこから少し上がった628段目に出てきたのは、立派な「旭社」です。
体力的にもキツイなかであまりにもすばらしい神殿が目の前に現れるため、やっとゴールの本宮に着いたー!と錯覚しそうになりますが、目標とする「本宮」はあと少し。
※旭社の前には巨大な水がめがあり、この水がめに1円玉を浮かべることができたら願いがかなう!とされる1円玉チャレンジができます。
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現地には車やバス、電車でふもとまで行くことができます。車の場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
こんぴらさん本宮の魅力
やっとのことで本宮に到着できたら、少し休んでから参拝しましょう。
金刀比羅宮は二拝二拍手一拝という少し変わった参拝ルールがあります。
浅い礼を一回した後に深い礼を2回、そして2回手打ちの後に深い礼を1回して締めくくるというものです。
無事に参拝が終わったら、社務所で幸福の黄色いお守りをどうぞ。
本宮でしか手に入らないお守りで、黄色の絹糸で丁寧に作られた人気グッズになっています。
このお守りはこんぴらまいりを達成したことが一目でわかる一種のステイタスシンボル。
あとからこのお守りを見ると、「石段をのぼるのがキツかったなー」と思い出すと同時に、「せっかく苦労して手に入れたご利益を信じて、明日からまたがんばろー!」と思えるラッキーアイテムです。
なお、お守りはミニこんぴら狗とのセットでも販売されていて、可愛いデザインだけにお土産としても喜ばれます。
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金刀比羅宮・表参道までのアクセス
金刀比羅宮の入り口、表参道までは琴電琴平駅から徒歩で行くことができます。
またJR琴平駅から徒歩でもOK。
いずれも大人だと歩いて約20分~25分ほどで到着できます。
なお、こんぴらまいりはそこそこ険しい石段を登るので、特に女性の方はハイヒールよりも歩きやすいスニーカーや運動靴等がベターです。
ちなみに足が悪い方や筋肉痛を避けたい方、急ぎの場合などは、片道510円で石段の半分、365段にある大門まで行けるシャトルバス(乗り合いタクシー)もあります。
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まとめ
一般の人が旅をすることが禁じられた時代だったころ、金刀比羅宮は商売繁盛や交通、芸能などさまざまなご利益があると信じられ、一度は訪れてみたい人気スポットでした。
交通網が発達した現代でも、あえて身体を動かすことがレジャーになる!
石段をのぼるとご利益のお守りがもらえることで人気の金刀比羅宮です。
名称: 金刀比羅宮
住所: 香川県仲多度郡琴平町892-1
電話: 0877-75-2121
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
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