今回やって来たのは愛媛県松山市にある「坂の上の雲ミュージアム」です。
こちらは小説「坂の上の雲」がテーマの博物館です。
場所は松山市の中心街で、三越デパートから通りをはさんで向い側にあります。
今回はそんな「坂の上の雲ミュージアム」をご紹介します。
小説「坂の上の雲」とは?
「坂の上の雲」は明治の日本のすがたを描いた、司馬遼太郎の歴史小説です。
陸軍の秋山好古(あきやま よしふる)、海軍の秋山真之(あきやま さねゆき)の秋山兄弟と、俳句で有名な正岡子規(まさおか しき)の物語。
3人の主人公はともに松山の出身で、近代化をめざす日本が日清戦争や日英同盟、そして日露戦争へと時代を歩んでいく壮大なストーリーはNHKでも放映されました。
3年にもおよぶドラマは放送の回数を重ねるごとに大きな反響があり、今でも書籍やDVDでファンも多い人気作品となっています。
館内ではそんなドラマに出てくる当時の時代背景など「坂の上の雲」の世界観を忠実に再現。
秋山真之や秋山好古の書や、正岡子規の資料など詳しい資料をゆっくり見られるのが坂の上の雲ミュージアムです。
なお、資料室は撮影禁止となっています。
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外観は三角形のユニークな建物
「坂の上雲ミュージアム」は、松山城のふもとにあるコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物。
設計を手掛けているのは、建築家として世界的に有名な安藤忠雄氏です。
特徴的な三角形の形をしていて、館内に入ると正三角形の形に添ったスロープを登りながら、坂の上の雲の世界にじっくりと浸ることができます。
ちなみに展示物は撮影禁止ですが、建物自体を撮るのはOK。
まるで迷路のような斬新な建物で、歴史が苦手な方でも建物の構造なども興味深く楽しめます。
館内で空中散歩!?
坂の上雲ミュージアムには、まるで空中散歩を楽しめるかのような「空中階段」があります。
空に浮かぶ雲をイメージしてるかのような!?とってもユニークなかたちは建築界からも注目が集まっています。
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現地には車やバス、電車で行くことができます。車の場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
まるでアートな!?新聞の壁
ミュージアムの題材となっている小説「坂の上の雲」は、かつて昭和43年から47年にかけて産経新聞の夕刊に連載されたものがベースとなっています。
その回数はなんと1,296回!!
ミュージアム内にある「新聞の壁」と呼ばれるコーナーには、そのすべての記事が時系列で展示され、壁一面を覆っています。
司馬遼太郎の4年におよぶ大作がまるでひとつのアート作品のよう!?
見る人を圧倒するミュージアムの見どころの一つで、ファンの方にはぜひ行ってほしいスポットです。
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ガラス張りの向こうに広がる自然
坂の上の雲ミュージアムの2階には、カフェも併設されています。
重要文化財にも指定されている萬翠荘がミュージアムの中から見ることができ、自然に囲まれた美しい景色は写真撮影にピッタリです。
注意点:駐車場について
ミュージアムには一般用の駐車場がありません。
そのため周辺の有料駐車場を利用するか、公共交通機関で来る必要があります。
近くには松山市内は路面電車が走っていて、ミュージアムに近い大街道停留所からは歩いて2分ほどです。
※車いすの方は別途、駐車場スペースがあります。
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まとめ
明治の日本を駆け抜けた人々のロマンが詰まった「坂の上の雲」
テレビや書籍を通して、明治からの日本のあり方や日本人としての心を揺り動かされた人も多く、現代の日本に勇気と感動をもらえる人気小説です。
そんな「坂の上の雲」の世界がひろがる!松山に行ったら絶対行きたい場所の1つです。
また博物館の近くには、歩いて行ける距離に萬翠荘や秋山兄弟の生誕地があり、松山城へもロープウェイを利用していくことができます。
松山に観光へ訪れた際にはぜひ、坂の上の雲ミュージアムを観光プランに入れてみてください。
名称: 坂の上の雲ミュージアム
住所: 愛媛県松山市一番町3丁目20
時間: 9:00-18:30 月曜休
電話:089-915-2600
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
坂の上の雲ミュージアムのページ
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