「観音寺」マンガやアニメにも登場!あの猿飛佐助に会えるお寺【今治】

今回ご紹介するのは、愛媛の今治にある猿飛佐助の2つの像です。

立川文庫が生んだ猿飛佐助(さるとびさすけ)

立川文庫は知らない人でも、猿飛佐助という名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

猿飛佐助は戦国時代、真田幸村で有名な「真田十勇士」の代表的な人物として知られ、大河ドラマ「真田丸」や戦国時代を舞台としたゲームなど、数多くの小説、映画の作品に登場し、人々に親しまれている忍者のヒーローです。

立川文庫(たつかわぶんこ)とは?

そんな佐助の像が今治にあるいきさつは、明治・大正時代に空前のブームとなった大衆娯楽小説の立川文庫にまでさかのぼります。

立川文庫は1911年から、1924年にかけて刊行された書き講談の文庫本シリーズです。

約200点が刊行され、当時の若者の間で娯楽として大流行しました。

実は、猿飛佐助は実在の人物ではなく立川文庫から生まれたキャラクターなのです。

猿飛佐助が登場する前の忍者は石川五右衛門など、悪役のイメージが強いものでした。

しかし、猿飛佐助は忍術を操る正義のヒーローとして登場し、人気を博したのです。

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なぜ、今治に猿飛佐助が?

猿飛佐助は真田十勇士の一人として描かれ、ストーリーの設定では佐助が生まれ育ったのは信州で、最後の活躍の場となったのは大坂となっています。

そんな猿飛佐助は、今治とはまったく関係ありませんが、佐助の像が今治市には2体あります。

というのも、今治は猿飛佐助の小説が出版された立川文庫の原作者の一人、山田阿鉄という方が今治出身のため、猿飛佐助の像が今治にあるのです。

今治駅にある猿飛佐助の像

一つ目は今治駅前のバス停の横にあります。

雲に乗って忍術を使っているようすを再現した、とってもとってもカッコいい像です。

船のようなものの上に足を上げて立っている姿は躍動感があり、からだの身軽さが伝わってきます。

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観音寺にある猿飛佐助の像

次にやって来たのは今治市にある観音寺です。

観音寺は猿飛佐助の生みの親として知られる山田阿鉄など、立川文庫の原作者である山田一族が眠っています。

そんな観音寺の山門から入ると、手裏剣と巻物を持った猿飛佐助の像が出てきます。

同じ猿飛佐助の像でも駅前の像は青年時代の勢いがありますが、境内の像は年齢を重ねた老獪さも感じるほど、、

猿飛佐助の像は、子どもの目線と合う高さになっていて、誰でも気軽に触れることができます。

せんとくんの生みの親、藪内佐斗司(やぶうちさとし)氏の作品

ところで、この猿飛佐助像の愛らしい表情にどこか見覚えはないでしょうか。

観音寺の猿飛佐助像はあのせんとくんの作者、籔内佐斗司(やぶうちさとし)氏によるものです。

境内には籔内佐斗司氏のもうひとつの作品として、山門の前には塞(さえ)の力神像があります。

その昔人々は、遮る・おさえるを意味する「さえ」の神を都や村の入り口の道にまつることで疫病神や悪霊の道を遮ろうと考えていたのです。

観音寺の塞の力神像は、災を押し返す力神を表しています。

力神像に触れることで災いから守ってもらえるようパワーをもらうのもいいかもしれませんね。

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まとめ

今治には立川文庫が生んだヒーローの猿飛佐助像や、災いを押し返し守ってくれる塞の力神像があります。

今治駅の近くには今治城もあり歴史好きの方にも興味深いスポットとなっています。

今治をドライブされる際は、立ち寄りスポットとしてぜひ追加してみてくださいね。

名称: 今治駅 いまばりえき
住所: 愛媛県今治市中日吉町1丁目1
電話: 0898-23-0049
駐車場: 有料駐車場あり(20分まで無料)
今治駅のページ

名称: 観音寺 かんのんじ
住所: 愛媛県今治市山方町1丁目甲1462
電話: 0898-22-5947
駐車場: 無料駐車場あり

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