古き良き時代の日本建築を象徴する、白壁を使った蔵や民家が数多く集まったエリア。
読み方は果物の「みかん」ではなく、そのままストレートな読み方で、美しい景観を意味する「びかん」と呼ぶのにふさわしい白壁の街です。
今回はそんな日本情緒が漂う、昔ながらの街として人気の美観エリアをご紹介します。
まるで江戸時代のセット
美観地区にやってきて、まずオドロキなのはその景観のすばらしさ。
街の真ん中には堀割りの川が流れていて、両岸には柳と白い壁の建物が整然とならんでいます。
まるで時代劇に出てくるみたいな!?いかにも日本の昔ながらの風景が広がっています。
中でも大原美術館や倉敷物語、旧大原家の住宅などは特に有名です。
車が通ることが少ない歩行者天国に近いエリアで、ジーンズで有名な倉敷デニムのお店やカフェなどもあり、のんびり歩きながら散策を楽しめます。
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倉敷考古館(くらしきこうこかん)
白壁の街には有名なスポットは多くありますが、倉敷考古館もそのひとつ。
元々は米倉として使われていた建物で、岡山の倉敷といえばココ!と言われるくらい今では倉敷のシンボルとなっている場所です。
白壁と美しい瓦のコントラストがすばらしい、人気のフォトスポットです。
館内は県内で出土した土器など、考古学的な資料が数多く展示されています。
アイピースクエア
次にやって来たのは、オシャレな赤レンガが印象的なアイピースクエアです。
かつて巨大な紡績工場だったところで、敷地内にあるホテルは連続テレビ小説「マッサン」にも登場した人気スポット。
敷地内には他にもホールや飲食店、倉敷紡績の記念館などがあり、多くの観光客が訪れます。
赤レンガの一部は蔦(つた)に覆われて歴史を感じますが、この蔦は直射日光を抑えて工場建屋の温度を維持する省エネ効果もあります。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。

いがらしゆみこ美術館
いがらしゆみこ先生は少女マンガの巨匠の方で、「キャンディキャンディ」や「ばんざい先生」、「敦子のあたしは」など、数多くの少女漫画を世に送り出しています。
美術館内は無料と有料エリアがあり、無料エリアには限定品グッズがいっぱいのお店になっています。
有料エリアではお姫様体験コーナーがあり、多くのレンタル衣装の中から選んでお姫様になりきっての撮影ができます。
2階の原画ライブラリーではキャンディキャンディをはじめ、様々なマンガの原画を展示するコーナーや、3階の展望台テラスからは白壁の街がひろがります。
併設のレストランではピンク色のカレーやパフェなど、お姫様にぴったりの食事を楽しむことができたりと、少女漫画好きやお姫様好きにはたまらないスポットになっています。
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まとめ
日本の風景が残る白壁のまち、美観エリアはいかがだったでしょうか?
伝統的な街並みや川沿いのレトロな雰囲気が人気で、倉敷を代表するスポットとして多くの方々が訪れます。
町屋を改装したおしゃれなカフェや倉敷デニムのお店、アイビースクエアなど文化的なスポットも多く、一日中楽しめる美観エリア。
岡山に来たら歴史ロマンあふれる倉敷で、ぶらりまち歩きをどうぞ。
名称: 倉敷美観地区 白壁の街
住所: 岡山県倉敷市本町
電話: 086-422-0542
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
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