秋山兄弟(あきやまきょうだい)とは?
日露戦争の英雄として名高い秋山好古(よしふる・兄)と眞之(さねゆき・弟)のこと。
司馬遼太郎「坂の上の雲」にも登場し、松山市内のあちこちで目にすることが多く、地元では知らない人はいない明治時代のヒーローです。
そんな秋山兄弟が生まれ育った場所が松山市内の街中に残されています。
場所は坂の上の雲ミュージアムから徒歩圏内で、松山城ロープウェイ乗り場から少し東へ進んだところにあります。
敷地内では、地元ガイドの方が入場者のために説明してもらえますよ。
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秋山好古陸軍大将像・秋山眞之胸像
秋山兄弟はどちらも軍人として活躍した方たちで、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公として描かれたことでも有名です。
前庭には馬に乗った兄・好古の像と、海軍軍服姿の弟・真之の胸像が見つめ合う様に立っています。
好古は陸軍大将となって日本騎兵団の父と言われた人で、馬にのったかっこいい像は道後公園に建立されたものを復元したものです。
また、真之は日露戦争のとき、東郷平八郎の策士として功績を挙げた人で、胸像は海軍大学に安置されていたものの複製です。
兄弟ともに銅像になって生誕地に帰ってきて、見学に来られる方を迎えてくれます。
秋山兄弟生誕家
実際に秋山兄弟が住んでいた家は昭和20年の空襲で焼失しましたが、親類からの聞き取りや写真など可能な限り元の姿に近づけて再現した建物です。
秋山兄弟の家庭は典型的な下級武士だったようで、木造平屋の4部屋と土間、台所だけの質素な家に住んでいました。
生家はとても陸海軍の将官を輩出した建物とはほど遠く、百姓の住まいのような貧相な家屋だったとされる当時の雰囲気を感じることができます。
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現地には車やバス、電車で行くことができます。車の場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
生家の内部も見学できます
内部は質素な座敷という印象ですが、座敷には真之による直筆の書やビデオ展示もあり、秋山兄弟の活躍をみることができます。
兄弟の写真や手紙も展示されていて、秋山兄弟がどのような活躍をしたか、知らない方も楽しめることでしょう。
NHKドラマ「坂の上の雲」で好古役を演じられた阿部寛さんと、真之役を演じられた元木雅弘さんのサインも展示されています。
お二人も役作りのために、実際に足を運ばれたそうです。
その時の写真も一緒に展示されているので、ドラマファンは必見ですね。
秋山兄弟産湯の井戸
生誕家の裏にある産湯の井戸は、兄弟が住んでいた江戸時代からこの場所に残されているものです。
当時は産湯や家事に利用していたそうで、今でも散水用に利用されています。
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まとめ
坂の上の雲は19世紀末から20世紀初頭、激動する帝国主義の時代の日本をテーマにした小説で、2009年から3年にわたりNHKによる特別ドラマも放送されるほど、小説でもドラマでもファンが多い作品です。
そんな秋山兄弟の生誕地は現在、秋山家の生家を復元して資料館となっています。
歴史が好きな方だけではなく、歴史に興味を持つきっかけづくりをしたい方にもオススメ出来るステキな場所です。
愛媛に来られたときはぜひ足を運んでみてください。
名称: 秋山兄弟生誕地 あきやまきょうだいせいたんち
住所: 愛媛県松山市歩行町2丁目3-6
時間: 10:00-17:00 月曜休み
電話: 089-943-2747
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
秋山兄弟生誕地のページ
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